VMware Server2.0からVMware ESXi6.5への移行

仮想マシンの移行はVMware vCenter Converter Standaloneを用いたり、OVFテンプレート化して移行する方法があります。
私は仮想マシンを構成するファイルをそのままダウンロード&アップロードさせる方法で移行させました。
※移行方法によっては非サポートになりかねないので、重要な環境では移行方法についてサポートに確認することをお勧めします。

移行方法

前提として、VMware Server2.0で構成した環境で仮想マシンのハードウェアバージョンは4です。
移行元からはvmxファイル、vmdkファイル、nvramファイルをコピーします。

移行後のESXi6.5のデータストアに上記の3ファイルをアップロードし、vmxファイルを仮想マシンとして登録します。

移行後はポートグループ等の再構成のため、1度設定の編集を押しましょう。
自動的に設定ファイルが再構成され、ポートグループ等がない場合にはデフォルトに置き換わります。

仮想マシンのパワーオンを行うと、
仮想マシン~のパワーオンに失敗しました。「scsi0:0」用のディスク タイプ2がサポートされていないか無効です。ディスクがインポートされていることを確認してください。
というメッセージが表示されます。
esxi_mig_error001.png

VMware ServerとVMware ESXiでは仮想ディスクの形式が異なるため、変換を行います。
ESXiシェルにログインし、まずは変換元の仮想ディスクをリネームします。
The time and date of this login have been sent to the system logs.
WARNING:
All commands run on the ESXi shell are logged and may be included in
support bundles. Do not provide passwords directly on the command line.
Most tools can prompt for secrets or accept them from standard input.
VMware offers supported, powerful system administration tools.  Please
see www.vmware.com/go/sysadmintools for details.
The ESXi Shell can be disabled by an administrative user. See the
vSphere Security documentation for more information.
[root@esx01:~] cd /vmfs/volumes/vol0/\(Template\)CentOS5\(i386\)/
[root@esx01:/vmfs/volumes/5d1a0c21-409a7bc4-2120-0010181b5821/(Template)CentOS5(i386)] ls
(Template)CentOS5(i386).nvram  (Template)CentOS5(i386).vmx
(Template)CentOS5(i386).vmdk   vmware.log
(Template)CentOS5(i386).vmsd
[root@esx01:/vmfs/volumes/5d1a0c21-409a7bc4-2120-0010181b5821/(Template)CentOS5(i386)] mv \(Template\)CentOS5\(i386\).vmdk \(Template\)CentOS5\(i386\)_old.vmdk

その後、仮想ディスクを変換するコマンドを投入します。
今回はシンプロビジョニングを選択しました。
Eager Zeroedの場合にはeagerzeroedthick、Lazy Zeroedの場合にはzeroedthickと入力しましょう。
[root@esx01:/vmfs/volumes/5d1a0c21-409a7bc4-2120-0010181b5821/(Template)CentOS5(i386)] vmkfstools -i (Template\)CentOS5\(i386\)_old.vmdk -d thin \(Template\)CentOS5\(i386\).vmdk
Destination disk format: VMFS thin-provisioned
Cloning disk '(Template)CentOS5(i386)_old.vmdk'...
Clone: 100% done.

完了したらClone: 100% done.となりますので、その状態で仮想マシンをパワーオンしてみましょう。
恐らくこれでちゃんと起動するようになるはずです。

VMware ESXi6.5 + FreeNAS11.2のiSCSI設定

VMware ESXi6.5からFreeNAS11.2上のLUNにiSCSIで接続してみます。
簡易構成につき、今回はNICで直接接続で構成してみます。

通常の管理用とは別にiSCSI用のNICを用意する前提としています。

VMware ESXi6.5側の設定

手始めにソフトウェアiSCSIのファイアウォールルールを有効化します。
iscsi_esxi001.png

iSCSIで使うVMKernelポートを接続するためのvSwitchを作成します。
アップリンク用のvmnicを選択したら、あとはデフォルトで問題ありません。
iscsi_esxi002.png

iSCSIで使うVMKernelポートを作成します。
必要に応じてVLAN IDを入力しますが、VLANを使用しないのであれば、0で構いません。
iscsi_esxi003.png

続いてソフトウェアiSCSIアダプタを構成します。
CHAP認証等は接続相手のストレージ設定によりますが、今回は「CHAPを使用しない」を選択します。
先ほど作成したVMKernelポートをiSCSI用としてポートバインドします。
iscsi_esxi004.png

動的ターゲットに接続先のiSCSIターゲットのIPアドレスを入力します。
ポートは特に変更していなければ、デフォルトで構いません。
iscsi_esxi005.png

FreeNAS11.2側の設定

ServicesでiSCSIを「Running」にし、Start Automaticallyにチェックを入れます。
iscsi_freenas001.png

NetworkのInterfacesでiSCSI用のインターフェースの設定を行います。
iscsi_freenas002.png

iSCSI用のZvolを作成するためにPoolをまずは作成します。
今回はディスク2本でMirror(RAID1)を構成しました。
iscsi_freenas003.png

Compression levelはoff、Enable Atimeもoff、ZFS Deduplicationもoffとしました。
iscsi_freenas004.png

ESXi側に見せるZvolを作成します。
iscsi_freenas005.png

iSCSIの設定をしていきます。Target Global Configurationはデフォルトのままとしました。
iscsi_freenas006.png

Portalsをクリックし、iSCSIで使うIPアドレス(インターフェース)を選択します。
iscsi_freenas007.png

接続を許可するInitiator(ESXiホスト)を入力します。
今回は直接接続なので、すべて許可する設定(ALL)を入れます。
iscsi_freenas008.png

Targetsをクリックし、iSCSI Targetを構成します。
iscsi_freenas009.png

Extentを構成します。
Extent typeはDeviceを選択し、Deviceは先ほど作成したZvolを選択します。
iscsi_freenas010.png

ExtentとTargetを紐づけます。この時にLUN IDを付与しますが、0番から順に番号を付与します。
iscsi_freenas011.png

データストアの作成

LUN IDを付与すると、ESXi側からデバイスとして認識されます。
認識されない場合にはデバイスを再スキャンしてください。
iscsi_esxi006.png

新しいデータストアをクリックし、データストアを作成します。
iscsi_esxi007.png

iscsi_esxi008.png

iscsi_esxi009.png

という訳でiSCSIデータストアを構成できました。

自宅仮想環境のバージョンアップ

最近では業務で実機を触る機会がめっきり減り、感が鈍っています。
それだけでなく、最近のOSやミドルウェアに触れることもなく、大したことのない杵柄に頼る有様。
自宅でも何か触れる環境を準備しようと、自宅の仮想環境のバージョンアップを手始めに行うことにしました。

バージョンアップというのは意外と面倒で、自宅の環境はCentOS5 + VMware Server2で運用していました。
VMware Server2ではCentOS6.6以降を動かすことができず、当然、CentOS7系の勉強もままなりません。

VMware Server2のままで運用していたのは、RAIDカードの都合もありました。
Linuxと比べ、サポートされるハードウェアが制約されるESXiへの移行が難しかったためです。
これを打開するため、今回のバージョンアップを機に、ハイパーバイザ+ストレージのような構成とすることにしました。

自宅のサーバはPRIMERGY MX130 S2(NTT-Xストアで昔安売りしていたやつ)ですが、中古でもう1台購入しました。
(パーツも流用できたりして、扱いやすいので。)
1台はVMware ESXi6.5(無償版のVMware vSphere Hypervisor6.5)、もう1台はFreeNAS11.2を入れることにしました。

virtenv_image.png

PRIMERGY MX130 S2のよい所は、一応のサーバ用途で売られているためか、BroadcomのNICが搭載されています。
ESXiではコンシューマ向けのRealtekなど、サポートしてくれないので、サーバ向けのNICが搭載されているのはメリットです。

今回はiSCSI接続にするため、iSCSI用にNICを1つ追加することにしました。
Broadcom BCM5751チップを搭載した10Gtek BCM5751-1Tというのを購入してみました。
2019-06-29-001.JPG

FreeNASの方は、前から持っていた玄人志向 GbE-PCI2というVIA6122チップを搭載したNICを追加しました。
2019-06-29-003.JPG

今回はディスクレス構成を採るため、マザーボード上のUSBピンにコネクタを直接実装し、USBメモリを差すことにしました。
2019-06-29-002.JPG

上の写真の組み合わせが非常によく、USBメモリの長さ的にも直接差してもカバーに干渉しません!!
(PRIMERGY MX130 S2と同サイズであれば、この組み合わせは使えると思います。)

ということで、このようなハードウェア構成で組みました。
折角なので、iSCSI構成の設定例を後で記事にしたいと思います。