自宅仮想環境のバージョンアップ

最近では業務で実機を触る機会がめっきり減り、感が鈍っています。
それだけでなく、最近のOSやミドルウェアに触れることもなく、大したことのない杵柄に頼る有様。
自宅でも何か触れる環境を準備しようと、自宅の仮想環境のバージョンアップを手始めに行うことにしました。

バージョンアップというのは意外と面倒で、自宅の環境はCentOS5 + VMware Server2で運用していました。
VMware Server2ではCentOS6.6以降を動かすことができず、当然、CentOS7系の勉強もままなりません。

VMware Server2のままで運用していたのは、RAIDカードの都合もありました。
Linuxと比べ、サポートされるハードウェアが制約されるESXiへの移行が難しかったためです。
これを打開するため、今回のバージョンアップを機に、ハイパーバイザ+ストレージのような構成とすることにしました。

自宅のサーバはPRIMERGY MX130 S2(NTT-Xストアで昔安売りしていたやつ)ですが、中古でもう1台購入しました。
(パーツも流用できたりして、扱いやすいので。)
1台はVMware ESXi6.5(無償版のVMware vSphere Hypervisor6.5)、もう1台はFreeNAS11.2を入れることにしました。

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PRIMERGY MX130 S2のよい所は、一応のサーバ用途で売られているためか、BroadcomのNICが搭載されています。
ESXiではコンシューマ向けのRealtekなど、サポートしてくれないので、サーバ向けのNICが搭載されているのはメリットです。

今回はiSCSI接続にするため、iSCSI用にNICを1つ追加することにしました。
Broadcom BCM5751チップを搭載した10Gtek BCM5751-1Tというのを購入してみました。
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FreeNASの方は、前から持っていた玄人志向 GbE-PCI2というVIA6122チップを搭載したNICを追加しました。
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今回はディスクレス構成を採るため、マザーボード上のUSBピンにコネクタを直接実装し、USBメモリを差すことにしました。
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上の写真の組み合わせが非常によく、USBメモリの長さ的にも直接差してもカバーに干渉しません!!
(PRIMERGY MX130 S2と同サイズであれば、この組み合わせは使えると思います。)

ということで、このようなハードウェア構成で組みました。
折角なので、iSCSI構成の設定例を後で記事にしたいと思います。